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2006年04月15日

●Angel Eyes / Carmen McRae

このアルバムはカーメン・マックレーがお得意のバラードばかりを集め、ピアノトリオ(一部ストリングス入り)で歌ったもので、彼女の代表作の一つです。Angel Eyesは数々のスタンダードナンバーを作曲しているマットデニスの作品で、本人のオリジナルも良いんですが、なんと言ってもこのカーメン・マックレーの唄には誰にもマネ出来ない凄みがあります。

Angel Eyes

Try to think that love's not around/愛はそばには無いんだと思いたい
But it's uncomfortably near/でもそれは気持ち悪いほど近くにいる
My old heart ain't gainin' no ground since my angle eyes ain't here/僕の天使の瞳がここにないから、僕の古いハートの着地点が見つからないんだ

Angel eyes, that ole Devil sent/悪魔が送りつけた天使の瞳
They grow unbearably bright/それは目が眩む程輝いている
Need I say that my love's misspent/僕の愛を誤って使ってしまったことを告白しようか
Misspent with angle eyes tonight/今夜、天使の瞳と誤りを犯してしまった

So drink up, all you people/さあ、みんな飲んでくれ
Order anything you see/何でも好きなものを注文してくれ
Have fun, you happy people/幸せな君たち、楽しんでくれ
The drink and the laughs are on me/酒も笑いも俺の奢りだ

Pardon me, but I gotta run/ちょっと失礼、行かなきゃなんないんだ
The fact's uncommonly clear/何が本当かはいつも闇の中さ
Gotta find who's now Number One/誰が今一番かを知りたいんだ
And why my angel eyes ain't here/そして、私の天使の瞳がなぜここにいないかを

Excuse me (while I disappear)/失礼する


まずこの歌の場面設定ですが、青木啓はパーティ会場と言っています。しかし、やはりここは、田舎の古い、近所の顔なじみしか来ない小さなバー、という大橋巨泉説がより的確にこの歌の雰囲気を表していると思います。僕は彼女との間に何か失敗があって、それを後悔してる。だから彼女の事を悪魔が送ってきた天使だと表現しています。愛憎半ばする状態でしょうか。しかし、周りの常連客はみんな知ってます。僕は赤っ恥をかいてしまいました。もう好きに飲んでくれ、俺を笑ってくれ、とやけになっています。"order anything you see"の処で暗くなって落ち込んで”The drink and the laughs are on me”の"laughs"の前で自虐の笑いがつい出てしまいました。最後にカーメンは"Excuse me"で切っています。これも彼女の解釈で、余計な事を言わず、"Excuse me"とだけ言って、いたたまれなくなって逃げるようにバーから出ていく姿が目に見えるようです。3行目の歌詞は諸説あって確定しませんが、カーメンは"My old heart ain't gainin' no ground since my angle eyes ain't here"と歌っているようです。

マットデニスが自身のオリジナルを弾き語り(ライブ)で歌ったこのアルバムを見ると小粋というか乙というか良い歌ばかりです。歌が特に上手いとか、ピアノが上手という訳ではありませんが、とても良い雰囲気で歌っており、こんな歌を小さなクラブで聞いて見たい気がします。


最近の録音ではボビーコールドウェルがジャズのスタンダードナンバーばかり歌ったこのアルバムが良い出来だと思います。





コメント

As to the water.

'Arth is in the way.

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