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2006年7月17日

●What a fool believes / Doobie Brothers


マイケル・マグドナルドが加入してからの最大のヒットでアルバム"Minutes By Minute"からのシングルカットです。全米No.1になり、グラミー賞も受賞しています。西海岸的とも言うべき爽やかなAORサウンドで彼らの見た目と違い、洗練された雰囲気を持っています。


What A Fool Believes

He came from somewhere back in her long ago/彼は彼女の遠い過去から抜け出してきた
The sentimental fool don't see/センチメンタルな愚か者には分からない
Tryin' hard to recreate What had yet to be created once in her life/かつて彼女の人生に築かれる筈だったものを必死に再現しようとしている

She musters a smile For his nostalgic tale/彼女は彼のノスタルジックな話に微笑みを返す
Never coming near what he wanted to say/彼が言いたかった事にかすりもしない
Only to realize It never really was/それはあり得なかった事だと悟るだけ

She had a place in his life/彼の生活の中に彼女はいた
He never made her think twice/彼は彼女にもう一度考え直させようとはしなかった
As he rises to her apology/彼は彼女が謝るのを期待しているから
Anybody else would surely know/彼以外はみんな知っていた筈
He's watching her go/彼は彼女が去っていくのを見つめている

But what a fool believes he sees/信じるなんて馬鹿なんだ、分かってる癖に
No wise man has the power to reason away/理屈で方を付ける力を持っている賢者などいない
What seems to be/あり得る事は
Is always better than nothing/ゼロよりはまし
And nothing at all/そして結局なんの役に立ちはしない

Keeps sending him Somewhere back in her long ago/彼は何度も遠い昔の彼女に思いを馳せる
Where he can still believe there's a place in her life/そうすれば彼は彼女の人生の中に自分の居場所のあることを信じることができる
Someday, somewhere, she will return/きっと何処かで彼女は帰ってくる

これは難しいですね。"What a fool believes"は「馬鹿が信じる事」と訳せますが、それでは意味が通りません。感嘆文にしましょう。彼と彼女は昔は良かったんでしょう。しかし彼女自身は変化しているのに彼はいつまでも何も変わらず昔の事だけを考えている。彼女の心が離れていくのを只何もせず、彼女からの謝罪を待っている。周りの皆は彼女が離れていくのを只見ているだけだと笑っています。"But what a fool believes"を「信じるなんて、なんと馬鹿なんだ!」と訳してますが、かれは彼女が帰ってくる事を信じているようです。もし、そうなら、本当にこいつは馬鹿だね!という処でしょうか。

コメント

こんな内容の歌詞だったとは・・・・。曲の感じから、てっきりお洒落なラブソングだと思っていました。

確かにギターで無くキーボードをメインに据えたサウンドが如何にも爽やか風で、確かにお洒落なラブソングという感じを持ちます。しかし、歌を聴いただけでは殆ど歌詞が分かりません。NHKの「英語でしゃべらナイト」に出てくるパトリックハーラン(パックン)と「タモリ倶楽部」の空耳アワー特集に出てきた元メタリカのリードギターで日本語ペラペラのワカイシ(名前忘れた)が異口同音に言ってました。曰く「アメリカ人は歌聞いてるとき歌詞の意味なんて誰も考えてないよ」と。要するに彼らも意味分からず聴いてるんぢゃないか?という感じがします。確かにアメリカのCDには歌詞カードが付いてないので、歌詞が分からない時はネットで調べるんですが、間違いが多すぎです。全く意味が通らないような間違いも結構あり、それで随分悩まされてます。