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2006年8月16日

●In My Room / Walker Brothers

スコット、ジョンとドラマーのゲーリーのウォーカー・ブラザーズは英国のグループのように思われていますが、彼らはカリフォルニア人でハリウッドでグループを結成しました。その後ロンドンに乗り込み、いきなり"Make It Easy on Yourself"の大ヒットを飛ばしました。ウォーカー・ブラザーズと名乗っていましたが勿論本物の兄弟ではありません。その後"The Sun Ain't Gonna Shine Anymore"のヒットもありで米国に凱旋しましたが、米国では受けませんでした。この曲は「孤独の太陽」という邦題で日本でヒットしました。またウィルソン・ピケットのカバーである「ダンス天国」も日本だけの大ヒットでした。グループ解散後スコット・ウォーカーは本名のスコット・エンゲルでソロ活動を続け、ゲーリ・ウォーカーは"ゲーリー・ウォーカーとレイン"というグループを結成し日本のTVにちょくちょく出ていましたが、当たりませんでした。

In My Room

In my room, way at the end of the hall/玄関から一番奥の僕の部屋で
I sit and stare at the wall/僕は座って壁を見つめている
Thinking how lonesome I've grown, all alone/独りっきりで、僕は何と孤独なんだろうと思う
In my room/僕の部屋で

In my room, where every night is the same I play a dangerous
game/僕の部屋で、毎晩同じように僕は危険な遊びをしている
I keep pretending she's late/彼女は遅くなっているんだと自分に言い聞かせて
And I sit, and I wait/そして座って、待っている

Over there is the picture we took when I made her my bride/向こうには僕が彼女を花嫁にした時に撮った写真がある
Over there is the chair where I held whenever she cried/向こうにはいつも彼女が泣いた時に支えてあげた椅子がある
Over there by the window, the flowers she left - have all died/向こうの窓際には彼女が残した花がある ー みんな枯れてしまった

In my room, way at the end of the hall/玄関から一番奥の僕の部屋で
I sit and stare at the wall/僕は座って壁を見つめている
Thinking how lonely I've grown, all alone/独りっきりで、僕は何と孤独なんだろうと思う
In my room/僕の部屋で

彼女はもう居ないのに、ただ遅れているだけなんだ、また帰ってくるんだと自分に言い聞かせながら、一人座って壁を見つめている。写真や椅子や彼女が残した花の思い出を反芻しながら。これをして自分で"危険な遊戯"と言っているのでしょう。ちょっと異様とも思える風景ですが、スコット・ウォーカーだとぴったりはまり役という感じがします。当時のミュージックライフによれば一時精神的に病んでいた時期もありましたが、スコット・エンゲルと改名してからは元気になったようです。ウォーカー・ブラザーズというとグループ・サウンズの一種のように思われてますが、スコットの歌を聞くと将来はフランク・シナトラかトニーベネットか、という保守本流の素晴らしい歌声です。その方向に早めに切り替えていれば今でも彼の歌声を聞けたかもしれません。

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