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2006年09月18日

●Sing Joy Spring / Manhattan Transfer

今回はデビュー当時からヴォーカリーズに取り組んできたマンハッタン・トランスファーのアルバムでその名も「ヴォーカリーズ」の「ジョイ・スプリング」です。オリジナルは夭折の天才トランペッター"クリフォード・ブラウン"とドラマーの"マックス・ローチ"の双頭バンドが1954年に吹き込んだ「クリフォード・ブラウン アンド マックスローチ」というアルバムの1曲です。クリフォード・ブラウンは1930年生まれで10代の頃からその天才を発揮し、このアルバムを吹き込んだ頃には既に押しも押されもせぬ大スターになっていましたが、1956年25歳の若さで同僚の”リッチー・パウエル”と共にリッチーの妻が運転する車の事故で亡くなってしまいました。彼の死はジャズ界に衝撃を与え、後に「アイ・リメンバー・クリフォード」という美しいバラードが作曲され、今でも歌い継がれています。「ジョイ・スプリング」はその名の通り、春の喜びを歌っており、クリフォード・ブラウンの明朗快活で無理の無い美しいフレージングは何度聞いても気持ち良く聞けます。

アルバムタイトル:クリフォード・ブラウン アンド マックス・ローチ
曲名:ジョイ・スプリング
録音:1954.8.6(LA)
ソロ順:ハロルド・ランド(ts)→クリフォード・ブラウン(tp)→リッチー・パウエル(p)
ハロルド・ランドとクリフォード・ブラウンの2管のアンサンブルによるテーマからまずハロルド・ランドのソロに入ります。次にクリフォード・ブラウンのソロになり、次第に急速調になりながらも、破綻無く美しいメロディを紡いでいます。もう一人のリーダであるドラムスのマックス・ローチは全体的に控えめで後半のフォーバース・チェンジ(4小節ずつタイコと管楽器が交代で演奏する)とそれに続くブラシでのソロのみです。リーダがドラマーのバンドは兎角ドラムソロが増え、五月蝿くなりがちですが、マックス・ローチは旨くバランスを取っています。尚、このテイクの最後にはアシスタントディレクターの声が入ってます。

アルバムタイトル:ヴォーカリーズ 曲名:シング・ジョイ・スプリング 録音:1985 ソロ順:ティム・ハウザー(ts)→ジャニス・シーゲル(tp)→ウォルター・ディビス・ジュニア(p)→ディジー・ガレスピー(tp) まず、ティム・ハウザーがハロルド・ランドのソロを歌い、次にジャニス・シーゲルがクリフォードブラウンのソロを歌っています。元々のソロの出来が良いとはいへ、これだけ歌いこなしてまうジャニスには脱帽です。次にウォルター・ディビス・ジュニアのピアノ、そしてゲストとして御大ディジー・ガレスピーが余りでしゃばらず、ユーモラスなソロを披露しています。最後にフォーバース・チェンジを唄ってテーマに戻ります。

コメント

相変わらずジャンルが広いのぉ。
一昨日「題名の無い音楽会21」(日本時間9月17日放送)で出演:前田憲男 佐藤允彦 羽田健太郎で「トリプルピアノ2、~トリプルピアノが選ぶJAZZ名曲30!」 の放送があった。
48の掲示板じゃポピュラーからクラッシック・演歌を始めとする曲が多いが、この放送を見た(聴いて)ジャズっていやあ、矢田部んちで「なんと、シャレた音楽?を聴いちょるんじゃの・・」というイメージを思い出した。
まあ掲示板でジャズの論評を始めたら、大橋巨泉か丸尾長顕か?(あと一人忘れた)
因みに
1:It Dont Mean A Thing
2:Giant Steps
3:Just One Of Those Things
4:Take Five
5:Freedom Jazz Dance
6:The Days Of Wine And Roses
7:Song For My Father
8:Spain
9:Someone To Watch Over Me
10:My Favorite Things

俺的には、歌の入ったジャズがわかり易うて聴きやすい(大橋巨泉みたいじゃが)が、マイルス・ディビスも捨てがたい。

どっちにしても、貴殿の含蓄の深さには恐れ入る!

確かに名曲が並んでますが、なんか選曲がバラバラですね。番組の編成の都合もあるんでしょうが。
まあ、これからも自分好みの歌をボチボチアップしてきますので、宜しく。ついでに珍盤・奇盤も宜しく。

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