« ゴルフショー歌/小林旭 | メイン | トンバで行こう/城卓矢 »

2007年06月18日

●Rain / José Feliciano

入梅という事で雨にちなんだ曲、そのものズバリ、ホセ・フェリシアーノの"Rain"です。ホセ・フェリシアーノは生れ付き盲目でプエルトリコからニューヨークのスパニッシュハーレムへ移住した典型的な移民の一人です。何といっても"Light My Fire"「ハートに火をつけて」の大ヒットで一躍スターになりました。この曲はアメリカでは余り受けませんでしたが、日本では大ヒットでした。昔長谷川きよしがデビューした頃彼の事を日本のホセ・フェリシアーノと呼ぶ人がいました。確かに二人とも盲目でギターを弾きながら歌いますが、ホセはラテン/ジャズ、長谷川きよしはシャンソンがルーツで全く違うと言っても良いと思います。曲名は単に「雨」ですが「雨のささやき」というしゃれた邦題が付いています。

Rain

Listen to the pouring rain Listen to it pour/聞いてごらん ざあざあ降りの雨 聞いてごらん
And with every drop of rain, you know I love you more/雨粒が落ちるたびもっと君が好きになる
Let it rain all night long/雨よ一晩中降り続け
Let my love for you grow strong/君への愛が一層強くなる
As long as we're together who cares about the weather?/二人が一緒にいるのなら誰が天気なんか気にする?

Listen to the falling rain Listen to it fall/聞いてごらん 落ちて行く雨の音 聞いてごらん
And with every drop of rain I can hear you call/雨粒が落ちるたび君の呼び声が聞こえる
Call my name right out loud/ボクの名前を大声で呼んでくれ
I can hear above the clouds/雲の上でも聞こえるよ
And I'm here among the puddles/僕の回りは水溜りだらけ
You and I together huddle/君と僕は身体を丸める
Listen to the falling rain, Listen to the rain/聞いてごらん 落ちて行く雨の音 聞いてごらん

   It's raining
   It's pouring
   The old man is snoring
   Went to bed
   And he bumped his head
   Couldn't get up in the morning
   雨が降っている
   ざあざあ降っている
   じいさんがいびきをかいている
   寝床に就いて
   頭をぶって
   朝になっても起きられなかった

Listen to the falling rain Listen to the rain/聞いてごらん 落ちて行く雨の音 聞いてごらん

雨が降れば降るほど二人の絆は深まる。二人一緒ならどんな天気でも気にしないという非常にポジティブシンキングです。しかも雨音の中に君が僕を呼ぶ声が聞こえるという訳で真摯な愛という感じがします。途中"It's raining It's pouring"の処で調子が変わりますが、この部分は今回初めて知ったんですが一連のマザーグースの中に出てくる"It's raining It's pouring"という歌が挿入されています。日本で言えば「雨雨降れ降れかあさんが、、、」というような童謡を引用しているような感じでしょうか。この歌は幼稚園で習う歌らしく、この曲を聴いた殆どのアメリカ人はここでにゃっとしたんでしょう。ここに表れている歌詞だけでは意図する処はわかりませんが、ちょっとした悪戯というか受け狙いでしょう。しかし、全体としては違和感無く旨く繋がっていると思います。

コメント

ポジティブシンキングな歌だったのですね。
旋律がもの悲しく聞こえたので、てっきり失恋して雨に佇む一人ぼっちのイケメン君の歌だと思っていました。
It's raining ~のところから、「彼女がいなくったて平気、大丈夫さ」と思うとするけど、やっぱり寂しいという展開の歌だと。
「雨のささやき」という邦題はほんとに素敵です。昔は映画も、よくこんないい邦題を考えたものだというようなものが多いですよね。最近は、英語のタイトルをそのままカタカナにしただけのものが多くて味気ないです。

邦題を付けると原題と邦題を2つ覚える事になり面倒だという意見があります。私も昔はそうでした。

しかし考えるてみると邦題を付けると言う事は音楽でも映画でも、それを十分理解してもっとも的確に短い字句で表現すると言う非常に高度な遊びであり、少々大げさですが、これが文化という感じがします。

最近は基本的な日本語力低下と根気の無さで英語タイトルそのままの歌や映画が増えてきてるんだと思います。

コメントする