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2007年7月11日

●Me And Bobby McGee / Janis Joplin

アルバム「パール」の中の一曲で作者のクリス・クリストファーソンも録音しています。これは彼女の死後に発売されたアルバムで、ジャニスとジミヘンの早すぎる死(二人共享年27)は大変な衝撃でした。テキサスの田舎町で生まれた彼女はドロップ・アウトし、サンフランシスコへ出てビッグ・ブラザー・アンド・ザ・ホールディング・カンパニーのボーカルとしてデビュー。その直後にモンタレーのポップフェスティバルへ出演しています。最近その映像を見るチャンスがありましたが何と膝下のスカートを履いて、まさしく田舎出という風情でした。とてもヒッピーには見えません。しかし彼女の歌は既にジャニス節でした。後年ベット・ミドラーの主演で彼女の伝記映画「ローズ」が公開され、ベット・ミドラーは素晴らしい歌と麻薬に溺れる見事な演技を見せてくれましたが、もうひとつ喰い足りない感じがしました。

Me And Bobby McGee

Busted flat in Baton Rouge, waitin' for a train/打ちのめされて、バトンルージュで列車を待っていた。
And I's feelin' near as faded as my jeans/私は色あせたジーンズのような気がした。
Bobby thumbed a diesel down just before it rained/ボビーは親指を立てて雨が降り始める前にトラックを止めた。
It rode us all the way into New Orleans/乗って行く先はニュー・オリーンズ。

I pulled my harpoon out of my dirty red bandana/私は汚い赤いバンダナからハーモニカを引っ張り出した。
I was playin' soft while Bobby sang the blues, yeah/私がそれを低く吹いてボビーはブルースを歌った。
Windshield wipers slappin' time, I w's holdin' Bobby's hand in mine/ワイパーが拍子を取ってる。私は片手でボビーの手を握ってた。
We sang every song that driver knew/私達はドライバーの知っているいろんな歌を歌った。

Freedom's just another word for nothin' left to lose/自由って失うものは何も無いってこと。
Nothin',I mean, nothin', hon', if it ain't free, no no/何もかも無くなってしまう、もし自由でなければ。
And feelin' good was easy, Lord, when he sang the blues/彼がブルースを歌えばすぐに気分が良くなる。
You know, feelin' good was good enough for me/ねえ、私は気分が良ければそれで十分。
Good enough for me and my Bobby McGee/それで十分だった、私と私のボビー・マギーには。

From the Kentucky coal mine to the California Sun/ケンタッキーの炭坑から カリフォルニアの太陽のまで
There Bobby shared the secrets of my soul/ボビーと私の心の秘密をわかち合った。 
Through all kinds of weather, through everything we done/いろんな天気もあったし、いろんなこともした。
Yeah, Bobby baby kept me from the cold/そう、ボビーは私を寒さから守ってくれた。
One day up near Salinas, Lord, I let him slip away/いつか サリナスに近づいたらボビーと別れなきゃならない。
He's lookin' for that home and I hope he finds it/ボビーが探し求めているあの家が見つかればいいと思う。
But I'd trade all o' my tomorrows for one single yesterday/でも取り換えたい、私の明日全部とたった一つの昨日を
To be holdin' Bobby's body next to mine/そしてボビーの体を私の傍らに寄せていられたら。

Freedom's just another word for nothin' left to lose/自由って失うものは何も無いってこと。
Nothin', that's all that Bobby left me, yeah/何もない、ボビーが残してくれたものはそれだけ。

But if feelin' good was easy, Lord, when he sang the blues/彼がブルースを歌えばすぐに気分が良くなる。
Hey, feelin' good was good enough for me, mm-hmm/ねえ、気分が良ければそれで十分。
Good enough for me and my Bobby McGee/それで十分だった、私と私のボビー・マギーには。

La-da-da La-da-da-da La-da-da da-da da-da La-da-da da-la-da la-da, Bobby McGee, yeah/ボビー・マギー
La-da-la-da-la-da La-da-la-da-da La-da-la-da-la-la, Bobby McGee, yeah/ボビー・マギー

La-da-da La-da-da La da-da La da-da La-da-da La da-da La da-da Hey, my Bobby, Lord, my Bobby McGee, yeah/ねえ,私のボビー 私のボビー・マギー

Lord, I call him my lover, call him my man/ああ,あの人は私の恋人。私の人。
I said I call him my lover, did the best I can, c'mon/あの人は私の恋人。できるだけのことはしたけど。
Hey now Bobby now, hey now Bobby McGee, yeah/ねえボビー,ねえボビー・マギー
La-da la-da la-da la-da la-da la-da la-da la-la
Hey, hey, hey, Bobby McGee, Lord!

La-da la-da la-da la-da la-da la-da la-da la
Hey, hey, hey, Bobby McGee, yeah

Bobbyはケンタッキー州の炭鉱で働いていたんでしょう。私と一緒にバトン・ルージュ迄来て汽車を待っているときBobbyがトラックを止めてヒッチハイクです。トラックの中ではBobbyが私のハーモニカでブルースを歌う、二人の幸せな時間でした。バトン・ルージュから南へ約90マイルのニュー・オーリンズから列車でLAへ。LAから北上してサリナスを目指します。自由って失うものは何も無いってこと、何も束縛するものは無い。でもBobbyと分かれるサリナスが近づくにつれ、やっぱり、別れが辛い、ついBobbyの名前を叫んでしまう。そして私はBobbyと分かれたサリナスから北へ100マイルのサンフランシスコに向けて旅立つ。

歌詞にサンフランシスコは出てきませんが、サリナスでBobbyと別れたら、後は当時ヒッピーのメッカであったサンフランシスコに行くしかないだろうと思います。この辺りはジャニスがドロップアウトしてサンフランシスコへやって来た頃を思い浮かべて歌っているのでしょうか。最後のラダダ、、以降、Bobbyとの別れの辛さがジャニス流の節回しで伝わってきます。

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