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2007年08月07日

●Watch What Happens / Laura Fygi

映画「シェルブールの雨傘」の中の一曲で作曲はミッシエル・ルグランです。唄っているのはローラ・フィジィで作曲者自身がアレンジしストリングスの指揮を執っています。ミッシエル・ルグランはクラシック、ジャズ、映画と多彩な活躍をしていますが、その多才さ故か一旦アレンジするとなると持てるワザを全て見せないと気が済まないようで、豪華絢爛、濃厚な味わいになります。一方A&M、CTIで活躍したクラウス・オガーマンは「ほったらかし」と云われるほど手を出さず、ミッシエル・ルグランとは非常に対照的です。この曲では歌がローラ・フィジィという事もあり、彼女独特のレイジーな感じを活かすため、かなりテンポを落としてじっくり煮込んだという感じですが、もう少し早いテンポで軽快感を出しても良かったかなと思われます。

Watch What Happens

Let someone start believing in you/誰かにあなたを信頼させて、
let her hold out her hand/彼女の手を広げさせて、
Let her touch you and watch what happens/あなたに触れさせたら、何が起こるか良く御覧なさい

One someone who can look in your eyes/あなたの瞳を覗いた誰かさんは
and see into your heart/あなたの心の中を見て
Let her find you and watch what happens/彼女にあなたを分からせてあげたら、何が起こるか良く御覧なさい

Cold, no I won't believe your heart is cold/冷たいって?いいえ、あなたの心が冷たいなんて私は信じない
Maybe just afraid to be broken again/多分また傷つくのをおそれているだけ

Let someone with a deep love to give/深い愛情を捧げる事の出来る誰かに
Give that deep love to you/その深い愛をあなたに捧げさせるのよ
and what magic you'll see/そしたらあなたはどんな魔法を見るかしら

Let someone give her heart, someone who cares like me/誰かに愛してもらうのよ、私みたいに優しいだれかに

ローラ・フィジィは原詩の"he"を全て"she"に変えて唄っています。例えば2行目の"let her hold out her hand"は本来は"let him hold out his hand"です。だから"you"は男性で"you"に"me"であるローラ・フィジィが語りかけています。7行目で突然驚いたように"Cold"と云っていますが彼女に自分を理解させ、触れさせるように仕向けるのは冷たいんじゃない?という疑問にそうは思わない、ただ単にちょっと恐がってるだけ、と答えています。そして最後に"Let someone give her heart, someone who cares like me."この中で"care"は気をつけるとか世話するとかいう意味ですが恋愛物ではLoveとほぼ同義語です。結局"you"は"me"から「今の私のようにあなたを愛せる誰かと恋愛しなさい」と云われて体よくふられてしまいました。

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