●My One And Only Love / Rickie Lee Jones
毎週月曜日の産経新聞文化面に「酒とジャズの日々」という小コラムが連載されています。ジャズバーのマスターとカウンタの常連客との会話形式でジャズの名曲、スタンダード曲を紹介しています。1月12日のこのコラムでは「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」が取り上げられていました。この曲はかなりポピュラーなスタンダードで色んな人の名唱・名演があります。ところがマスターが選んだのはリッキー・リー・ジョーンズ。これには意表を衝かれ、焦ってアマゾンのネット販売でこのCDをクリックしてしまいました。彼女は個人的には懐かしい歌手で"Chuck E's In Love"という大ヒット曲を覚えている方も少なくないと思います。しかし、どちらかというとフォーク系でジャズ歌手というイメージはありませんでした。この"POP POP"というアルバムはジャズのスタンダード曲カバー集で、彼女独特の感性で彼女なりの歌に方をしてます。コラム中のマスターが「ジャズバーでかけるにはギリギリの作品かも、」と言ってるのも頷けます。この曲を初めて聞く方はまずは正調(例えばジョニー・ハートマンとジョン・コルトレーンの共演盤)を聞いてから、彼女の歌と比べると彼女の良さが分かりやすいと思います。歌も演奏も良いんですが、このアルバムタイトルとジャケットはデザインとしては面白いのかも知れませんが、アルバムの中身と完全なミスマッチで、もう少し考えて欲しかったところです。
My One And Only Love
The very thought of you makes my heart sing/あなたの一途な想いが私の心を歌わせる
Like April breeze on the wings of spring/
/春の翼の上の4月のそよ風のように
And you come to me in all your splendour/そしてあなたの全ての華麗さを携えて私の元へくる
My one and only love/私のかけがえのない恋人
The shadows fall and spread their mystic charms/影が落ち謎めいた魔力が広がる
In the hush of night/夜の静けさの中で
While you're in my arms/あなたは私の腕の中
I feel your lips so warm and tender/あなたの唇はとても暖かく柔らかい
My one and only love/私のかけがえのない恋人
The touch of your hand is like heaven/あなたの手ざわりは天国のよう
A heaven that I've never known/私が今まで知らなかった天国
The blush on your cheek whenever I speak/私が話しかけるといつも赤らむ頬は
Tells me that you are my own/あなたは私のものと言っている
You fill my eager heart with such desire/あなたはそんな思いで私の熱い心を満たしてくれる
Every kiss sets my soul on fire/あなたのキスの全てが私の魂に火を付ける
I give myself in sweet surrender/私は甘い誘惑に落ちて行く
My one and only love/私のかけがえのない恋人
この曲に邦題はありません。"My One And Only Love"の"Love"を恋人と考え、私の唯一無二の恋人という事でかけがえの無い恋人と訳してみました。全般的に余り難しいところが無く、テンポもゆっくりなので、歌詞がすうっと頭に入って覚えやすい曲です。