2009年2月22日

●It Might As Well Be Spring / Laura Fygi

春を待つ歌と言えば「はあるよこい、はあやくこい、、、」から始まって色々ありますが、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマーシュタイン2世が作曲したこの歌はその中でも傑作の一つでしょう。いろんな人が歌ってますが、内容から言うと、どちらかと言えば女性に歌って欲しい曲で、余り快活過ぎず、かといって余り暗くなりすぎず、という訳で、ローラ・フィジーの歌にしてみました。アレンジもよく途中のトゥーツ・シールマンスのハーモニカソロも曲調と旨くマッチしています。尚、邦題は「春の如く」です。

It Might As Well Be Spring

I'm as restless as a willow in a windstorm/嵐の中の柳みたいに落ち着かない
I'm as jumpy as a puppet on a string/操り人形みたいにユラユラしてる
I'd say that I had spring fever, but I know it isn't spring/春の熱に浮かされてる、でもまだ春じゃないって分かってるの
I am starry eyed and vaguely discontented/私の瞳は輝いてる、でもなんとなく満たされない
like a nightingale without a song to sing/唄を忘れたウグイスみたいに
O why should I have spring fever, when it isn't even spring/なぜ春の熱にかかったのかしら?まだ春にもなってないのに

I keep wishing I were someone else, walking down a strange new street/いつも誰か他の人になって、見知らぬ通りを歩いて
Hearing words that I've never heard from a man I've yet to meet/今まで会ったことのない人と、今まで聞いた事のないお話をしてみたいって思ってる

I'm as busy as spider spinning daydreams/私は妄想の糸を紡いでいる蜘蛛のように忙しい
I'm as giddy as a baby on a swing/ブランコの子供みたいに目が眩む
I haven't seen a crocus or a rosebud, or a robin on the wing/クロッカスもバラの蕾も空飛ぶコマドリもまだ見ていない
But I feel so gay in a melancholy way/でも憂鬱だけどとっても陽気な気分で
that it might as well be spring/まるで春が来たみたい
It might as well be spring./春が来たみたい

"might as well"はどんな英語の教科書にも必ず載ってますが中々ちゃんと覚えられません。改めて調べてみると「~をするほうが良い」という訳になっています。これを当てはめると"It might as well be spring."は「春であるほうが良い」という事になります。つまり今は春では無いが、早く春が来た方が良い、来て欲しいという気持ちから、春を待望する表現になっているんでしょう。訳詩としては「まるで春が来たみたい」としていますが、もっと旨い表現があったら、教えてください。"spring fever"はそのまま「春の熱」としています。最近花粉症を"spring fever"と英訳する人がいますが、ちょっと違うような気がします。木の芽時の心が落ち着かなく"feel gay in a melancholy way"の如く、憂鬱だけどちょっとワクワクした感じを表現しているんだと思います。とても良い歌詞です。

2009年2月15日

●Never Give You Up / Raphael Saadiq

毎週土曜日午前9時から10時57分までNHK FMでゴンチチのお二人がホストの「世界の快適音楽セレクション」という番組があります。これは文字通り快適な音楽を選んで放送する番組で全くジャンルは関係なく、何が出てくるか分からない面白さがあります。土曜日の朝聞くには最適のラジオ番組かもしれません。この番組はジャンルはありませんが、毎週テーマがあり1月24日は「もてる音楽」というテーマで選曲されていました。途中、彼女の前でギターを弾くのとピアノを弾くのはどっちがもてるか?どっちが好感度アップか?という非常に興味深い議論が展開されておりました。この時の番組で初めてラファエル・サーディックという歌手を知りました。彼はカバーでなくオリジナルで60年代~80年代のソウル、特にモータウンサウンドを旨く再現しており、思わずこれも通信販売で買ってしまいました。どれも良い曲なんですが、やはりスティービー・ワンダーが登場するこの曲にしました。80年代の俗にスイート・ソウルと呼ばれる雰囲気を旨く再現しています。ジャケットも意識して60年代風に仕上げています。

Never Give You Up

She's so sexy, the way she talks, the way she walks/彼女はとてもセクシー、話し方も歩き方も
It really drives me crazy, I think I like you girl/本当に僕を夢中にさせる、僕はあの娘が好きだと思ってる
Enjoys the moment, and takes her time, and does it right/その瞬間を楽しみ、時間を使い、そしていい事をする
Cause she's not just the average, I really like you girl/だって彼女は波じゃない、僕はあの娘が好きだと思ってる

And something about her lips, the way she kiss/そして彼女の唇の何か、キスの仕方
The way she walks them heads go/彼女が振り向かせる仕草
I see her like I should, Oh then she’ll look, and it’s so sweet/彼女は僕がきっと好きだで、そう見える、そうだったらとてもステキ
It knocks me right up off my feet, now baby, I see her like I should/それは本当に僕を夢中にさせる、ベイビー、彼女は僕が好きなんだ

Oh, Girl I’ll never give you up/もう、絶対に君を放さない
Cause ain’t no other good enough/だって、他に君以上はないから
And nothing can compare to you/そして何も君に比較できない
I waited all my life to be with you/僕は君と一緒暮らせる人生を待っていた
Oh, here I stand and when I fall/僕はここに立っている、そして落ち込んだときは
Only you’ll come back for more/君だけが戻って来てくれる
Greatest love you’ll ever see/君が知ってる最高の恋
And girl your love is good for me/そして君の愛は最高

Girl you, got me, thinking, bout you, everyday/君は毎日君の事ばかり考えさせる
Men can’t believe her now,/他の男は君を振り向かせることは出来ない
I wanna say, her touch, her smile, keeps me, livin right/僕は言いたい、彼女のタッチ、彼女のスマイルが僕をまともにしてくれる、
I gotta say, she’s the best for me/僕は言いたい彼女は僕のベストだ
(I guess I tried and tried), to hide the way I feel/僕は何度も僕の気持ちを隠そうとしてるみたい
I can’t explain it, can’t explain it/なんと言っていいか分からない
It’s just too damn good/それはただ良すぎるんだ
So I can tell the world, you got my heart/だから皆に言いたい、君は僕の心を掴んだ
I love your mind design/僕は君の陰謀に参った

Oh, Girl I’ll never give you up/僕は君を一生離さないよ
Cause ain’t no other good enough/だって、他に君以上はないから
And nothing can compare to you/そして何も君に比較できない
I waited all my life to be with you/僕は君と一緒暮らせる人生を待っていた

Oh, here I stand and when I fall/僕はここに立っている、そして落ち込んだときは
Only you expect for more/君だけにもっと期待する
Everything she does is sweet/君のする事はすべて素晴らしい
She knocks me off my feet, Oh Girl/彼女は僕を夢中にさせる

“I’d like to invite Mr. Steve Wonder, to my album/僕のアルバムにスティービー・ワンダーを招待しましょう
Come on Stevie”/どうぞスティービー

Oh, Girl I’ll never give you up/もう、絶対に君を放さない
Cause ain’t no other good enough/だって、他に君以上はないから
And nothing can compare to you/そして何も君に比較できない
I waited all my life to be with you/僕は君と一緒暮らせる人生を待っていた

Oh, here I stand and when I fall/僕はここに立っている、そして落ち込んだときは
Only you expect for more/君だけにもっと期待する
Your love is so unique/君の愛はとてもユニーク
It knocks me off my feet/それが僕を夢中にさせる

Your love is so damn divine/君の愛が素晴らしすぎる
You’re always on my mind/君は何時も僕の心の中にいる

特に難しい訳でもなく、意味も分かるんですが、日本語にしずらいです。終わりから2行目の"damn divine"で、"divine"は最高のもの、最高の女"damn"は本来「忌まわしい」という意味ですが、逆にして「素晴らしい」という感じを表しています。こういう例は色々あり、例えばマイケル・ジャクソンに「Bad」という曲がありますが、これは「最高にカッコいい」というような意味で"bad"を使っています。