●Satin Doll / Lisa Ono
Satin Doll Cigarette holder which wigs me/シガレット・ホールダーを使ってるとは驚きだ Baby, shall we go out skippin?/ねえ、ベイビー他の店に行かない? He's nobody's fool so I'm playing it cool as can be./彼は馬鹿じゃないから、私もできるだけ冷静に Telephone numbers well you know,/電話番号はたくさん知ってるって
サテン・ドールはデューク・エリントンの作曲で彼と彼の右腕であったビリー・ストレイホーンは何百という曲を作っていますが、これはその中でも特に有名な曲です。デューク・エリントンの曲ですが、デューク・エリントン楽団のようなビッグ・バンドより、ピアノ・トリオ(例えばマッコイ・タイナートリオ)や小編成コンボで演奏される場合が多いようです。このアルバムは小野リサのスタンダード集でリオで録音されました。この曲ではブラスとギターの素晴らしいアレンジが効いています。
Over his shoulder, he digs me/彼は肩越しに私に向かって目配せしてる
Out cattin' that satin doll/女を見る目はまるでサテンの人形
Careful, amigo, you're flippin',/気をつけて、友だち、君は弾けてる
Speaks Latin that satin doll./ラテン語を話すあの人はサテンの人形
I'll give it a try but I ain't for no guy catching me,/ちょっと試してみても良いけど、私は誰にも捕まえられない
(Switch-a-rooney!/ところが、どっこい)
Doin' my rhumbas with uno/一番のお気に入りとルンバを踊る
And that'in my Satin Doll./あれが僕のサテンの人形
小野リサなので歌詞のSheをHeに変えていますが、このため意味が分からなくなっています。冒頭の"Cigarette holder"はジャズエイジの淑女が持っていた紙巻き煙草を吸うための丈の長い煙管のようなもので、上手い訳が見つからず、カタカナにしてしまいましたが、これを吸っているのがこの歌の主人公の女性でなくては話が繋がりません。そして彼女が肩越しに俺の方に秋波を送っている。俺を見る目はまるでサテン・ドールだ、という風に展開していく筈です。それからこの歌の一番の決め台詞である"Switch-a-rooney!"を歌っていないのは少々残念です。カーメン・マクレーだと一段と声を張り上げて、おっとどっこい感を盛り上げる処なんですが。短い歌詞ですが、それゆえに全般的に訳しにくいです。もう少し思い切って意訳した方が良かったかもしれません。


