2009年4月26日

●Baby I'm A Fool / Melody Gardot

このアルバムはメロディ・ガルドーの2枚目のCDですが、前作はインディーズだった事もあり実質的なメジャーデビューアルバムです。彼女は交通事故で苦しみましたが殆ど回復したようで、このアルバムでも1曲を除いて11曲は彼女が作詞作曲しています。スウィング・ジャーナルの推薦盤になってはいますが、ジャズという感じはしません。ギターは彼女が弾いてるので、シンガーソングライターと言うべきでしょうか?プロデューサのラリー・クラインとは息が合っており、ストリングアレンジも新感覚でアルバム全体としてのトーンが統一されており最近珍しい名作が出たという感じです。一曲だけでなくアルバム全曲を聴いて欲しいところです。歌を聴いていると何か60年代のフランス映画の中で鉛色の空の下、パリの裏町を黒いコートの裾を靡かせて歩いているような感じを受けますが、彼女はフィラデルフィアの出身だそうです。

Baby I'm A Fool

How was I to know that this was always only just a little game to you?/これがあなたにとって単なるちょっとした遊びだったて事がどうして私にわかるの?
All the time I felt you gave your heart I thought that I would do the same for you,/いつもあなたがあなたの心を私に捧げてくれていると思っていたから私もそうしようと思っていたの
Tell the truth I think I should have seen it coming from a mile away,/本当の事言うと一目で分かるべき事だった
When the words you say are, Baby I'm a fool who thinks it's cool to fall in love"/あなたの台詞が「ベイビー僕は恋に落ちることがカッコイイと思ってる愚か者なんだ」だった時に
If I gave a thought to fascination I would know it wasn't right to care,/魅せられる事がどういうことかをしっかり考えれば、あなたの事を思う事は間違いだったと分かるわ
Logic doesn't seem to mind that I am fascinated by the love affair,/私が恋愛に魅了されている事に理屈はない
Still my heart would benefit from a little tenderness from time to time, but never mind,/それでも私の心は時々ちょっとした優しさを欲するけど、気にしないで
Cos Baby I'm a fool who thinks it's cool to fall in love,/だって私恋に落ちる事がカッコイイと思っている愚かな女だから

hmmmmm.....

Baby I should hold on just a moment and be sure it's not for vanity,/私は少し立ち止まってこれが虚栄でない事を確かめるべきね
Look me in the eye and tell me love is never based upon insanity,/私の目を見つめて決して愛は狂気によるものでは無いと言って
Even when my heart is beating hurry up the moment's fleeting, /私の心臓が動悸していても急いで、時間ははかないもの
Kiss me now,/今、キスして
Don't ask me how,/どういう風に?なんて聞かないで
Cos Baby I'm a fool who thinks it's cool to fall,/私は恋に落ちることがカッコイイと思っている愚かな女だから
Baby I'm a fool who thinks it's cool to fall,/私は恋に落ちることがカッコイイと思っている愚かな女だから
And I would never tell if you became a fool and fell in Love./そしてあなたが愚か者になって恋に落ちたとしても誰にも言わないから

歌詞冒頭で彼氏のちょっとした遊びだった事に気づき、少々落胆しながらも色々言い連ね、後半突然、"Kiss me now."と言い出し、戸惑う彼氏に"Don't ask me how"と畳みかけています。そして最後にはあなたに愚か者になって欲しいと懇願しています。映画の一場面のような感じです。"Baby I should hold on just a moment and be sure it's not for vanity."は歌詞カードの和訳では「一分だけ自分を抑えて、、、」と訳されており、意味が通らないわけではありませんが、訳文だけ読むと非常に分かりにくいです。

2009年4月23日

●三平グラフィティ/林家三平

3月に林家いっ平が二代目林家三平を継いで襲名披露をあちこちで派手にやっています。林家三平というと先代のイメージが強烈なだけに我々見ている方はいっ平が三平に化ける事を期待してしまい、二代目三平を見るとどうしても物足りなく感じてしまいます。二代目にしてみればかなり辛いところだろうと思いますが、頑張って欲しいところです。先代三平はあれほどの人気者でありながら、その記録が意外に多くありません。この音は放送局に残っていたテープを繋ぎ合せたものです。三平真打昇進披露口上は今は亡き古今亭志ん生と橘屋圓蔵です。また後半には得意としていた壺坂霊験記のさわりが入っています。

2009年4月12日

●A Woman Needs Love / Ray Parker Jr. and Raydio

この曲は好きで前からやろうとは思ってたんですが、なぜか忘れてました。2月15日に取り上げたラファエル・サーディックの曲を聴いている時にこの曲を思い出し、彼の脳裏にはきっとレイ・パーカー・ジュニアとレイディオのイメージがあったんだろうと感じた次第です。レイ・パーカー・ジュニアはソフトなソウルで売り出し、この曲は大ヒットとなりました。日本では映画「ゴーストバスターズ」のテーマ曲を歌った歌手という方が通りが良いようです。

A Woman Needs Love

A woman needs love just like you do, hoo/女性には愛が必要なんだ、そう君と同じように
Don't kid yourself into thinkin' that she don't/彼女は自分みたいな事はしないなんて思っちゃいけないよ
She can fool around just like you do, hoo/彼女だって君のように遊んでいるかも
Unless you give her all the lovin' she wants/もし君が彼女の望む全ての愛を与えなければ

Don't make the mistake of thinkin' old fashioned [Ooh, ooh]/そんな古臭い考えに惑わされちゃだめ
Times have changed from yesterday/時代は昨日から変わったんだ
No longer will those old double standards [Ooh, ooh]/そんな昔のダブルスタンダードはもうおさらばさ
Be accepted by the women of today/今の女性達に受け入れられなくっちゃ
So when you think you're foolin' her/だから君が彼女を騙してる時に
She just might be foolin' you/彼女もそうしてるかもしれない
Remember if you can do it she can too/君が出来る事は彼女もできるって事を忘れちゃだめだよ
Because/なぜなら

[Repeat]

When her eyes are beggin' for affection [Ooh, ooh]/彼女の瞳が愛を訴えていたら
Don't put her off, don't make her wait/今すぐ応えるんだ 待たせちゃダメさ
Don't try to give her that worn out excuse [Ooh, ooh]/いつもの手垢の付いた言い訳はやめるんだ
About being tired and workin' late/疲れてるとか仕事で遅くなったとか
I tell you, one day you'll come home early from work/いつの日か仕事が早く終わって、帰宅して
Open up the door and get your feelings hurt/ドアを開けたら、傷つくのは君なのかも

Because she needs it, yeah [Just like you do, hoo]/彼女はそれを欲しているからさ
A womans got to have it, whoa, yeah, just like you/女性は愛が必要なんだ、そう君と同じように
And if you're smart, mmm, [Just like you do, hoo] you better stop foolin' around/だから、君が利口なら彼女を騙し続けるのは止めた方がいい
hey hey 'Cause she will too, oh/彼女もそうするよ

[Just like you do][Thinkin' that she don't][Just like you do]

Now an example to you /こんな話があるんだ
Is when the time poor Jack returned up the hill/哀れなジャックが丘にたどり着いたら
Somebody else had been loving Jill/誰か他の奴とジルが一緒にいたなんてね
A woman needs love just like you do, hoo/女性には愛が必要なんだ、そう君と同じように

Hey, don't kid yourself into thinkin' that she don't/彼女は自分みたいな事はしないなんて思っちゃいけないよ
She can fool around/彼女だって遊び回れる
She will fool around/彼女だって遊びまわる事はあるさ
So you better take out some insurance/君は保険を掛けといた方が良い
And be sure she won't/彼女がそうしないようにね

Give her that love(Just like you do)/その愛を彼女に与えるんだ
Oh yeah that sweet, sweet love, she wants it just like you/甘い甘い愛を彼女に捧げるのさ、彼女を君と同じようにそれを望んでいる
Cause she can fool around/彼女だってどこかへ行ってしまうかもしれない
I tell you she will fool around with you or without you, just like you do/言っとくけど君がいようがいまいが彼女は君がするように君を騙すかもしれないのさ

[repeat]

彼女を大事にしないと彼女も君がしてるように浮気するかも、と警告しています。歌詞の中では"woman"と"she"を上手く使い分けています。7行目の「ダブル・スタンダード」は普通は「二重規範」というような意味でしょうが、ここでの訳語が旨く出てきません。男は浮気するが、女は一途に待っているというような、ここでは古いとしている考えを「ダブル・スタンダード」と言ってるようです。その1行前の"Times have changed from yesterday"はなかなかの名言ですね。

2009年4月 4日

●ムーン・リバー/五木ひろし

これは驚きました。ヘンリー・マンシーニの名曲ムーン・リバーを五木ひろしが英語で歌っています。そしてこれがちゃんと演歌になってるんです。洋楽に日本語の歌詞を付けて演歌っぽく歌うという例はありますが、英語そのままで演歌にしてしまう五木ひろしの凄さ。さすがのジェロ君も真似できないでしょう。しかし採点は難しいです。本来ならばトホホ度高得点が狙える企画ですが、これほどちゃんとやられると、脱帽という意味で2★にしておきました。但し、ジャケットはもう一工夫欲しいところです。

トホホ度★★
お笑い度★★
意味不明度★☆

  Moon river, wider than a mile,
  I'm crossing you in style some day.
  Oh, dream maker, you heart breaker,
  Wherever you're going I'm going your way.
  Two drifters off to see the world.
  There's such a lot of world to see.
  We're after the same rainbow's end  
  Waiting 'round the bend,
  My huckleberry friend,
  Moon river and me.