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2009年5月24日

●My Foolish Heart / Carmen McRae

ジャズボーカル界の姉御と呼ばれたカーメン・マクレーの若い頃の録音です。歌の旨さは言うまでもありませんが、未だ姉御と呼ばれる以前の初々しさが感じられます。邦題は「愚かなりし我が心」で同名の映画の主題歌のようです。

My Foolish Heart

The night is like a lovely tune, beware my foolish heart/夜は素敵な音楽のよう、油断しないで私の愚かな心
How white the ever constant moon, take care, my foolish heart/今日に限ってなんて月が白々としているのかしら、油断しないで私の愚かな心
There's a line between love and fascination/愛と誘惑とは別物
That's hard to see on an evening such as this/こんな夜には分からなくなってしまう
For they both give the very same sensation when you are lost in the magic of a kiss/だってキスの魔法で自分を無くしている時、どちらも同じ感動を与えてくれるから
His lips are much too close to mine, beware my foolish heart/彼の唇が近すぎる、油断しないで私の愚かな心
But should our eager lips combine, then let the fire start/でも、もし私たちの唇が一つになるなら、火を付けてしまいましょう
For this time it isn't fascination/今度は只の誘惑でなく
or a dream that will fade and fall apart/色褪せてバラバラになってしまう夢でも無いから
It's love this time it's love, my foolish heart/今度こそ愛、それは愛なのよ、私の愚かな心

彼女の心が揺れています。善と悪、LoveとFascinationの間で揺れ動く浮気でしょうか?それとも何度も騙されて身構えているところでしょうか?映画を見た訳ではないので確かな処は分かりませんが、意外にあっさり結論が出てしまったようです。この曲は多くのミュージシャンが取り上げていますが、ビル・エバンスの有名なアルバム"Waltz For Debby"の中のMy Foolish Heartは素晴らしい歴史的な演奏です。一音一音、カーメン・マクレーよりもかなり真剣にLoveとFascinationの間で悩んでいます。

蛇足かもしれませんが、ネットで上手い訳を見つけました。

夜は甘いムード音楽に似てるわ
気をつけて、私のおバカな心
変わることのない月が輝いてる
用心してね、私のおバカな心
恋愛と気まぐれは全然ベツモノ
でも、その識別は意外とハード
とくに、こんな夕暮れはヤバい

どっちも同じに思えてくるわ
お前がキスの魔法でフラつくと
ああ、彼の唇が近づいてくるわ
気をつけて、私のおバカな心
...でも、唇が重なり求めあうと
ぱっと火が燃え上がってしまう
これは気まぐれなんかじゃない
消えてなくなる夜の夢でもない
愛なのよ、今度のは愛だわ
きっとそうよ、私のおバカな心

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