●My Funny Valentine / Chet Baker
My Funny Valentine My funny Valentine/僕のお茶目なヴァレンタイン Your looks are laughable/君の容姿は笑える Is your figure less than Greek/君のギリシャ彫刻にはほど遠い体 But don't change a hair for me/でも、髪の毛一本変えないで
秋だと言うのでベタですが「枯葉」にしてみようと思い、色々と音源を当たったんですが、これと言ったのがありません。器楽演奏は非常に沢山見つかるにも関わらずボーカルが意外に少ないんです。エラやサラなら必ずあるという思い込みが失敗の始まりでした。そこで「枯葉」を諦めてマイ・ファニーバレンタインにしてみました。と言うのも「枯葉」を探している間に久々にチェット・ベーカーを聞き直し、何となく秋の雰囲気があって、良いなあと感じた訳です。チェット・ベーカーはその全盛期にはマイルス・ディビスを凌ぐイケメン人気トランペッター/歌手でしたが、その後薬禍の為ほぼ引退状態になりました。しかし幸いなことに晩年カンバックし、A&Mに良いアルバムを残しています。彼の特徴はその中性的な歌声で、同性愛の噂もありました。
Sweet comic Valentine/愛しく、おかしなヴァレンタイン
You make me smile with my heart/君は心から僕を微笑えませてくれる
Unphotographable/写真向きじゃない
Yet you're my favourite work of art/でも、君はお気に入りの芸術作品だよ
Is your mouth a little weak/しまりのない唇
When you open it to speak/それを開いて話をするとき
Are you smart?/君は知的?
Not if you care for me/僕のことを愛しているなら
Stay little Valentine stay/ずっとそのままでいて ヴァレンタイン
Each day is Valentine's day/僕にとっては毎日がヴァレンタイン・デイだよ
"My Funny Valentine"の"funny"は訳しにくいですが、ネットで検索すると「お茶目な」という訳を付けている人があり、パクリました。歌詞の前半は彼女の悪口オンパレードで、今ならセクハラと言われかねません。しかし、前半の悪口があるので、それでも君を愛しているという気持ちが強く伝わってきます。「~だから好き」でなく「~だけれども好き」という典型的な形の分かりやすい歌です。