2010年2月27日

●Don't Let Me Be Lonely Tonight / George Benson

ジョージ・ベンソンの最新アルバム"Songs And Stories"の最初の曲です。オリジナルはジェームス・テイラーで、エリック・クラプトンもカバーしています。ジョージ・ベンソンはLAで何度が聴く機会がありましたが、かなりの貫録で、まだまだ若い者には負けられんという気概が感じられました。このアルバムには色々なゲストが参加しており、ベースはなんとマーカス・ミラーです。イントロのギターソロだけで、ジョージ・ベンソンの世界に巻き込まれるという感じです。邦題は「寂しい夜」

Don't Let Me Be Lonely Tonight

Do me wrong, do me right/僕を裏切っても、僕に優しくしてくれ
Tell me lies but hold me tight/嘘をついても、強く抱きしめてくれ
Save your goodbyes for the morning light/朝の光射すまでさよならは言わないで
But don't let me be lonely tonight/今夜はひとりにしないでくれ

Say goodbye and say hello/さよならを言って、そしてやあと声を掛けてくれ
Sure enough good to see you/君に会えて本当に嬉しい
But it's time to go/でも、もう行く時間だ
But don't say yes but please don't say no/イエスと言わないでくれ、でもノーも言わないで
I don't want be lonely tonight/今夜はひとりになりたくないんだ

Go away then damn you/出て行ったら怨むよ
Go on and do as you please/君の好きなようにすればいいさ
You ain't gonna to see me getting down on my knees/だけど僕はひざまずいたりなんかしないよ
I'm undecided and your heart's been divided/まだ決心はしていないし君の心も揺れている
You've been turning my world upside down/君はずっと僕の世界を混乱させているんだ

この歌の主人公は随分我儘なちょっと甘ったれという感じです。出て行ったら怨むよ、でも君の好きにすれば良い、等とぐずぐず言って、その挙句に君のせいで僕の世界は混乱してしまったと言ってます。非常にキレが悪いんですが、でも気持ちはとっても良く分かります。

2010年2月13日

●ココロのシャンソン/カメカメ合唱団

赤塚不二夫の漫画にはおそ松くんやバカボンを始めとして数々のキャラクターが出てきますがココロのボスを覚えていますか?赤塚氏のホームページから引用すると「立派なシッポを持ちながらも、人間なのか?タヌキなのか?永遠にナゾ。一見コワモテ風も情に篤く、花や小鳥を愛する、本当は心優しいボスなのです。登場作品:もーれつア太郎」とあります。確か、何でも台詞の最後に「ココロ」が付いていました。このボスをモチーフに作曲:加藤和彦、作詞:赤塚不二夫、編曲:クニ河内という豪華メンバーで出来たのがこの曲です。歌っているのは元ニッポン放送社長の亀淵昭信氏率いるカメカメ合唱団です。ジャケット写真は「人生はピエロ」というタイトルのカメカメ合唱団唯一のアルバムで亀淵氏と泉谷しげるがプロデューサーとしてクレジットされています。また、二つ折りジャケットの内側には赤塚不二夫作成の「ダメダメゲーム」という双六が付いています。歌詞を読むと、そこはかとなく、赤塚不二夫のやさしさが滲み出てきます。これに付けられたメロディも素晴らしく、珍盤・奇盤の積りでしたが、今回は採点割愛します。このアルバムには懐かしい亀淵氏と田中角栄の声が聞こえる今日はどうありがとうも収録されています。

街のはずれの草むらに 一本
ボクのココロの花が咲いていたのココロ
誰も知らない ふりむかない
ボクだけの秘密の花のココロ
花びらを 散らして
踊ることも 知らない

シャンソン・ド・ココロ
シャンソン・ド・ココロ

街の広場のベンチに一本
キミのココロの花が捨ててあったのココロ
誰も知らない ふりむかない
ボクだけの 秘密の花のココロ
つぼみを 枯らせて
咲くことも 知らない

誰も知らない ふりむかない
ボクだけの 秘密の花のココロ
かげろうを ゆらせて
泣くことも知らない

2010年2月12日

●If You Don't Know Me By Now / Harold Melvin & The Blue Notes

何度聞いても心の芯にぐっと来る歌があるもんですが、これもその一つです。ハロルド・メルビィンとブルー・ノーツの最初の大ヒットで、リード・ボーカルは後にソロになったテディ・ペンダーグラスです。(ジャケット写真中央)彼は20年位前に自動車事故で車椅子生活になりましたが、それでも精力的にコンサート活動を続けていました。しかし残念ながら1月13日、59歳の若さでお亡くなりになりました。彼らの曲はギャンブル・アンド・ハフのコンビがプロデュースしたフィラデルフィア・サウンドと呼ばれ、これまでのソウルから少し泥臭い部分を落とし、都会的な感覚が感じられるところが大ウケした要因でしょう。特にディスコ全盛時代はギャンブル・アンド・ハフの作ったサウンドはTSOP(The Sound Of Philadelphia)と呼ばれソウル・トレインの大ブームを作りました。その頃は傘下のスリー・ディグリーズやオージェイズなんかの歌がいつでもどこかで聞こえていたような気がします。尚、この曲には「二人の絆」という邦題が付いてます。

If You Don't Know Me By Now

If you don't know me by now/今になっても、僕のことが分からないのなら
You will never never never know me/一生僕の事は分からないよ

All the things that we've been through/二人で色んな事を経験してきたから
You should understand me like I understand you/僕が君の事を分かっているように、君も僕の事も分かっておくれ
Now baby I know the difference between right and wrong/ねえ、僕は正しい事と間違ってる事の違いくらい分かってる
I ain't gonna do nothing to upset up our happy home/僕は僕たちの幸せな家庭を乱すような事をする積りなんて無いよ
Don't get so excited when I come home a little late at night/僕の帰りがちょっと夜遅くなったからってそんなに興奮しないでおくれ
Cos we only act like children when we argue fuss and fight/二人で言い争い、喧嘩なんて子供じみているよ

We all got our own funny moods/僕らの感じるおかしな気持ち
I've got mine, woman you've got yours too/僕にはあるし、女の君にもあるだろう
Just trust in me like I trust in you/僕が信じているように、君も信じて欲しい
As long as we've been together/二人が一緒にいる限り
It should be so easy to do/簡単にできるはずさ
Just get yourself together/ちょっと落ち着いてくれ
Or we might as well say goodbye/さもないと、さよならを言う方がましって事になっちまう
What good is a love affair when you can't see eye to eye/目と目を合わせないなんて、そんな恋のどこがいいの

If you don't know me by now/今になっても、僕のことが分からないのなら
You will never never never know me/一生僕の事は分からないよ

イントロを聞くと一瞬甘いラブ・ソングの様な気がしますが、実はちょっと深刻です。(多分)長い間一緒に暮らしてきたのに、ちょっと夜遅く帰った位で喧嘩になってしまい、彼が何とかなだめています。こんな筈じゃなかったと思ってますが、それとも男の我儘でしょうか?最後にどうなったかは分かりませんが、最初の2行"If you don't know me by now. You will never never never know me"は重いですね。諦めてしまったのでしょうか。コーラスの裏での語りが彼の心情を吐露しているようで、これもグッとくる一因です。

2010年2月 3日

● おじさまいや?/ 黒沢良・麻里エチコ

黒沢良はTVや映画に広く活躍している声優で、映画ではゲーリー・クーパーやイヴ・モンタンといった渋い役どころが多いようです。このおじさまがそろそろ帰ろうとすると、いきなり「おじさまいや?」とか言われ、困ったような、でも満更でもないような、でも結局そいじゃ、さよならっと言って帰ってしまう、そんな微妙な感じが良く出ています。流石は名優という感じです。お相手の麻里エチコはネットで見ても一人GS歌手くらいしか出てきません。かなりマイナーな歌手だったようです。最近こういうたぐいの歌は全くありませんが、やはり昭和の遺物なんでしょうか?

トホホ度★★★★☆
お笑い度★★★☆
意味不明度★★☆


さあ遅いからもう、送っていこう

おじさまいや? おじさまだめ?
帰りたく無いの

ふふ、おや、おや

おじさま好き おじさまだけ
おじさまって良い感じ

ふふ、何を言ってんだよ

二人で歩いて銀座来る
とても幸せよ
愛してくれなくていいの
大人になる日まで

さあ帰ろう

おじさまいや? おじさまだめ?
私だけの夢なの

あの橋ん処でいつものようにさよならしようね

おじさまいや? おじさまだめ?
明日も会いたい

明日かい

おじさま好き おじさまだけ
おじさまって良い人よ

うむ、こまったなあ

二人きりでいるだけで
とても楽しいの
本当の恋を知る日まで
このままでいいの

さあ帰ろう

おじさまいや? おじさまだめ?
大切な夢なの

二人だけの秘密よ
二人だけの約束
二人だけの幸せ

そいじゃあ、おやすみ