●If You Don't Know Me By Now / Harold Melvin & The Blue Notes
If You Don't Know Me By Now If you don't know me by now/今になっても、僕のことが分からないのなら All the things that we've been through/二人で色んな事を経験してきたから We all got our own funny moods/僕らの感じるおかしな気持ち If you don't know me by now/今になっても、僕のことが分からないのなら
何度聞いても心の芯にぐっと来る歌があるもんですが、これもその一つです。ハロルド・メルビィンとブルー・ノーツの最初の大ヒットで、リード・ボーカルは後にソロになったテディ・ペンダーグラスです。(ジャケット写真中央)彼は20年位前に自動車事故で車椅子生活になりましたが、それでも精力的にコンサート活動を続けていました。しかし残念ながら1月13日、59歳の若さでお亡くなりになりました。彼らの曲はギャンブル・アンド・ハフのコンビがプロデュースしたフィラデルフィア・サウンドと呼ばれ、これまでのソウルから少し泥臭い部分を落とし、都会的な感覚が感じられるところが大ウケした要因でしょう。特にディスコ全盛時代はギャンブル・アンド・ハフの作ったサウンドはTSOP(The Sound Of Philadelphia)と呼ばれソウル・トレインの大ブームを作りました。その頃は傘下のスリー・ディグリーズやオージェイズなんかの歌がいつでもどこかで聞こえていたような気がします。尚、この曲には「二人の絆」という邦題が付いてます。
You will never never never know me/一生僕の事は分からないよ
You should understand me like I understand you/僕が君の事を分かっているように、君も僕の事も分かっておくれ
Now baby I know the difference between right and wrong/ねえ、僕は正しい事と間違ってる事の違いくらい分かってる
I ain't gonna do nothing to upset up our happy home/僕は僕たちの幸せな家庭を乱すような事をする積りなんて無いよ
Don't get so excited when I come home a little late at night/僕の帰りがちょっと夜遅くなったからってそんなに興奮しないでおくれ
Cos we only act like children when we argue fuss and fight/二人で言い争い、喧嘩なんて子供じみているよ
I've got mine, woman you've got yours too/僕にはあるし、女の君にもあるだろう
Just trust in me like I trust in you/僕が信じているように、君も信じて欲しい
As long as we've been together/二人が一緒にいる限り
It should be so easy to do/簡単にできるはずさ
Just get yourself together/ちょっと落ち着いてくれ
Or we might as well say goodbye/さもないと、さよならを言う方がましって事になっちまう
What good is a love affair when you can't see eye to eye/目と目を合わせないなんて、そんな恋のどこがいいの
You will never never never know me/一生僕の事は分からないよ
イントロを聞くと一瞬甘いラブ・ソングの様な気がしますが、実はちょっと深刻です。(多分)長い間一緒に暮らしてきたのに、ちょっと夜遅く帰った位で喧嘩になってしまい、彼が何とかなだめています。こんな筈じゃなかったと思ってますが、それとも男の我儘でしょうか?最後にどうなったかは分かりませんが、最初の2行"If you don't know me by now. You will never never never know me"は重いですね。諦めてしまったのでしょうか。コーラスの裏での語りが彼の心情を吐露しているようで、これもグッとくる一因です。
コメント
どうしてこんなにウットリする曲に、こんな詩をのせたのでしょう。
この重たい詩はなかったこと、知らないことにして聞いています。
男と女は分かり合えなくても、目と目を合わせて、こういう曲を聴いていたらいいんですよ。
Posted by: chiha | 2010年3月18日 22:17
確かに曲もアレンジも良いんで、重たい詩は無かった事にするのも一興ですが、やはり、共感できる、或いは経験のある内容の詩である事が、大ヒットとなった一つの要因であると言えます。そうでないと後半のテディ・ペンターグラスの叫びの様な語りが聴く人の胸に響いてこないと思うんですが。
Posted by: bonywalk | 2010年3月20日 13:28